< 樋口一葉『琴の音』のあらすじと感想|男を救った琴の音 | 世界の偉人たち

世界の偉人たち

現在と未来を創った人々の功績と人物像を紹介します

樋口一葉の作品

樋口一葉『琴の音』のあらすじと感想|男を救った琴の音

投稿日:2019年6月30日 更新日:

琴の音

この記事では、樋口一葉の小説『琴の音』のあらすじと感想、そして解説を書いています。人の道を外れてしまった男が、少女の琴の音により更生するという物語になっています。

樋口一葉『琴の音』の概要と作品背景

いわゆる樋口一葉の「奇跡の期間」の初期の頃に作成された作品です。

盗賊に成り下がってしまった少年が、真人間に更生するという物語で、その更生の象徴ともなっている「琴の音」が小説の題名となっています。

この『琴の音』が書かれた時代には貧困層の非行問題とその更生が社会問題となっており、そうした時代背景を映した作品となっています。

樋口一葉『琴の音』の人物相関図

『琴の音』の主要登場人物は二人です。

孤児となり、子供の頃から泥棒扱いをされている金吾。

そして屋敷でひたすら琴を弾き続ける、しづです。

琴の音の人物相関図

樋口一葉『琴の音』のあらすじ

渡辺金吾という14歳の少年が主人公です。

父親はうだつの上がらない男であったため、それを見限った母親の実家に母は引き取られます。金吾が4歳の時のことでした。

父親と乞食と同じような生活をしていましたが、その父親とも死別、孤児となってしまいます。生きていくために泥棒扱いされた金吾は、ついには本物の盗賊となって追われる身となります。

屋敷に住む森江しづは、結婚などの俗世の出来事には無関心であり、ただ琴を弾く日々を過ごしている。

ある時金吾はその琴の音に魅了され、聞き入るうちに改心していく。

『琴の音』をより深く味わうには

以上で『琴の音』の感想は終わりです。

樋口一葉の人生や時代背景について知ることができれば、『琴の音』もより深く理解できるようになると思います。別途記事にしていますのでご参照よろしくおねがいします。

樋口一葉|明治を生きた天才・貧乏女流作家の人生|意外な男性遍歴とは?

-樋口一葉の作品
-

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

にごりえ

樋口一葉「にごりえ」のあらすじと感想|濁った娼婦の最期を描く

この記事では明治時代の小説家、樋口一葉の「にごりえ」のあらすじと感想を書いています。 「にごりえ」とは「水の濁った入江や川」の意味で用いられ、主人公「お力」の境遇や人生と重ね合わせることができます。「 …

花ごもり

樋口一葉『花ごもり』のあらすじと感想|恋は制度に勝てないのか

この記事では、樋口一葉の小説『花ごもり』のあらすじと感想、そして解説を書いています。相思相愛の二人が家という制度のために犠牲を払い、女性が花に籠るさまが綺麗に描かれています。 Contents樋口一葉 …

たけくらべ

樋口一葉「たけくらべ」のあらすじと感想|結末が悲しく美しい

この記事では樋口一葉の代表作である『たけくらべ』のあらすじと感想、そして解説を書いています。樋口一葉の作品で最も有名であり、よくできた余韻の残る作品です。有名であるが故に「たけくらべ論争」などが沸き起 …

うもれ木

樋口一葉『うもれ木』のあらすじと感想|時代の流れは悲劇を生んだ

この記事では、樋口一葉の小説『うもれ木』のあらすじと感想、そして解説を書いています。時代の潮流に取り残された絵師、入江籟三とそれを支える妹のお蝶。二人に救いの手が差し伸べられ、物語は好転をしたかのよう …

十三夜

樋口一葉『十三夜』のあらすじと感想|血縁の絆

この記事では樋口一葉の小説『十三夜』のあらすじと感想を書いています。 樋口一葉の小説の中でも評判が非常に高い『十三夜』。家族を捨て実家に帰省した主人公「お関」は、再び家族のために嫁ぎ先へと帰っていきま …


管理人のshibaです。

このサイトでは、日本を含む世界中の偉人たちの(時には偉人ではない人も)功績と人物像を紹介していきます。